来・て・こ CDコンサート(南部勤労者福祉センター)

公開日 2025年07月01日

皆さん、CD聴いていますか?

ストリーミングサービスで音楽を気軽に楽しめるようになった今、かつて当たり前だった「CDで音楽を聴く」という習慣は、少しずつ減ってきているのかもしれません。

それに、ストリーミングもCDもどちらも「デジタル音源」ですし、「モノで所有するなら、ジャケットが大きくて見栄えのするレコードの方がいい」という声もあるかと思います。CDというメディアの存在意義自体、やや見えにくくなっている面もあるかもしれません。

でも、CDって音がいいんですよ。
(ハイレゾには敵いませんが44.1kHz/16bit!)

それに、手のひらサイズのコンパクトさもかわいくないですか?
(プラケースは傷まみれになりがちですが)

何より、1980年代から現代に至るまで、世界中で膨大な数の音源がCDとしてプレスされてきたことを思えば、CDはまさに「人類の文化財」と言っても過言ではないのではないでしょうか。

そんなCDをあらためて楽しむ場として(というとちょっと大げさですが)、健康文化交流館「来・て・こ」では、今年4月から隔月で『来・て・こ CDコンサート』を開催しています。

このイベントでは、グランシップで『レコードコンサート AT グランシップ』を主催されている前田幹夫さんをお迎えし、毎回テーマを設けて前田さんのCDコレクションから選曲いただいています。
会場は防音仕様の301活動室。自宅ではなかなか鳴らせない「ほどほどに大きな音」で、CD音源をじっくりと味わっていただけます。

6月20日(金)には、「マイルス・デイビスの軌跡~アコースティック・マイルス」と題し、ジャズ・トランペット奏者マイルス・デイビスをテーマに開催しました。

選曲は、1954年録音の「バグス・グルーヴ」から1966年録音の「フットプリンツ」まで全14曲。初期のハード・バップから、モード奏法の導入、電気楽器導入直前までの音楽の変遷をたどる内容でした。曲間には、前田さんの解説が添えられ、楽曲の聴きどころをより深く感じられます。

参加者は、足でリズムを取ったり、身体を揺らしたりと、思い思いに音楽を楽しんでいるご様子。
かく言う私も、60年代に入ってどんどん加速するマイルスの演奏に思わず高速で足踏みしてしまいました。ほぼ貧乏ゆすりです。
このように、参加者それぞれのスタイルで音楽を味わえるのが『来・て・こ CDコンサート』の魅力!

次回は8月22日(金)18時半から、テーマは「夏だ!エレキだ!ザ・ベンチャーズ×日本のエレキサウンド」です。募集は7月11日(金)正午からインターネットにて先着順で開始します。

ぜひエレキサウンドのデンデケデケデケで、暑さを吹き飛ばしましょう! (T.Y)

250620_CDコンサート_02(トリミング+調整)

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