水害を知り地域防災を考える

公開日 2025年07月19日

 西部生涯学習センターでは、令和7年6月に「水害を知り地域防災を考える」を実施しました。この講座は静岡市でも近年多発している水害に対する水防災について、地域の方に考えてほしいという思いから全2回のシリーズとして静岡大学と共催で実施しました。

 

 第1回は静岡大学の准教授を講師に招き「歩いて学ぶ水防災」というテーマで行いました。受講者は静岡の気候や地形の特性について学んだのち、非常時のマイ・タイムラインを作成することで、自分で考えて行動することの重要性について学びました。受講者と大学生がお互いのマイ・タイムラインについて意見交換する機会も設けられ、活発に議論が行われました。午後は、午前中の内容をふまえ井宮地区を中心に先人達が造った薩摩土手を歩くフィールドワークを行いました。

 

 第2回は国土交通省静岡河川事務所で「見て学ぶ水防災」というテーマで実施しました。前半は静岡河川事務所の副所長を講師に、安倍川の洪水の歴史や護岸の修繕など国が行う治水対策について学びました。後半は静岡河川事務所の災害対策室と災害対策車両を見学しました。普段見ることができないものや、なかなか聞くことのできない講師の実体験を交えた説明に対し、受講者から多くの質問が寄せられました。

 

 アンケートでは「水害の歴史を知れてよかった」「災害対策室など普段見ることができない場所を見せていただき、より水害対策を意識できた」という意見があり、受講者の水防災に対する意識を変えることができたと感じました。

 

(R.T)

 

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