大里心の乙女塾~女性のための教養講座~

公開日 2025年07月25日

大里生涯学習センターでは、7月9日に「大里心の乙女塾~女性のための教養講座~」の第3回を実施しました。
内容は、静岡市美術館学芸員を講師にむかえた美術講演会、しずび出前講座「倉俣史朗のデザイン世界」です。

倉俣史朗氏(1934-1991)は、椅子や照明機器などのプロダクトやインテリアデザインの分野で革新的な活動を展開した、戦後日本を代表するデザイナーです。
講義の前半は東京周辺の店舗デザインや家具等の作品に関して説明を受けました。
後半は、倉俣氏と静岡との関わりについて語られました。
静岡で行ったデザイン業務について店舗デザインを中心に説明がありました。
特に静岡での活動記録に関しては現存する資料が乏しく、関係者に聞き取り調査を重ねて貴重な資料を収集することができた旨の補足に対して、塾生は興味深く聞き入っていました。
乙女塾生からは
「静岡市内に倉俣氏の手がけた店舗があったとは知らなかった」
「トンボヤ、タカラ堂など昔、よく通っていたお店の内装が倉俣氏のデザインと知って驚いた」
「現存する店舗に訪れたい」
といった感想が寄せられ、デザインを学び、静岡の地域の魅力を再認識しました。

「大里心の乙女塾~女性のための教養講座~」は、昭和43(1968)年に婦人学級としてスタートし、
現在まで続く講座です。
女性が現代的課題等について学び、仲間をつくることで、社会参画の意識を高めることを目的に、
年間を通じ、5月から3月まで毎月第二水曜夜間に実施しています。
毎年4月に新規塾生を募集しています。ご興味のある方のお申し込みをお待ちしております。(M.S)

 

ページトップへ戻る