公開日 2025年08月16日
北部生涯学習センターでは、8月5日に夏休みこども科学教室「ふしぎな光の世界」を開催しました。
テーマはこの季節、気になる「紫外線(UV)」。
「紫外線ってなんだろう?」「どんな働きをするんだろう?」を研究する講座です。
講座は二部構成で行われました。
第一部、受講生のみなさんはUVライトを片手に、紫外線があたると光る物を見つける『UVライト探検隊』になり、第二部は自分で作ったUVチェックストラップを使って、紫外線を防ぐ方法を学ぶ『お肌を守る防衛隊』として、観察と実験をしました。
『UVライト探検隊』では、お茶や栄養ドリンク、果物のアメや野菜、白いシャツ、石やガラスなど用意された物のなかで、まず、どれが紫外線の光に反応して光るのか、何色に光るのかを予想します。それぞれの予想を講座資料の『観察実験記録』に書きこんだ後、部屋を暗くしてUVライトをあててみると……?
もとの色とはまったく違う色で光るのを見て、みんなビックリしていました。
『お肌を守る防衛隊』では、紫外線を浴びる(吸収する)と色の変わるビーズを使って、どうすれば紫外線を防げるのか調べました。
帽子をかぶせたり、日焼け止めクリームを塗ってみたり。日頃から日焼け対策としてやっていることですが、ビーズの色が変わらないのを見ると、本当に紫外線を防げているんだ!ということがわかります。
考えて実験して、自分の目で見て確かめてみること。それが科学的な研究だと先生は教えてくれました。
防衛隊として防ぎかたを勉強しましたが、紫外線は悪者というわけではありません。先生曰く、ほどよく浴びると骨が丈夫になるし、風邪をひきにくくなるそうです。
先生は、UVライトとUVチェッカーを使って、ほかにもいろいろな実験ができると提案してくれました。
夏休みの自由研究で、さっそく試してみる受講生もいるのではないでしょうか。
最後は、講座で紹介した物や、先生が持ってきてくれた昆虫の標本など、気になる物のところへ自由に行って、じっくり観察する自由観察タイムの時間が設けられました。
大勢のこどもたちがいっせいにカブトムシやハチなどの昆虫標本へ走って行き、どこが光るかを調べていました。
さて、どこが光ったでしょう?
答えは皆さんで調べてみてくださいね。きっと面白い研究になりますよ。
北部生涯学習センターでは、今後もこども向けの楽しく学べる講座を企画しています。
ぜひチェックしてみてください。(S.H)