自然観察教室~ビオトープで学ぼう

公開日 2025年09月10日

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南部生涯学習センターでは、毎年7~8月に、静岡ガス静岡支社のビオトープ「ふれあいガーデン」を会場と

して、『自然観察教室~ビオトープで学ぼう』を実施しています。西の池でザリガニ釣り体験をしたり、

ふれあいガーデン内の自然観察をしたりしながら、ビオトープの生き物や植物と触れ合うことで環境問題

への関心を高めることが目的です。今年は8月8日(金)に実施しました。(熱中症対策のため6日(水)より延期)

 

子どもたちは、まず、アメリカザリガニ釣り体験をしました。釣り竿の先に付けたクリップに裂きイカを

挟んで、池の中に放り込みます。しばらくすると、つんつんと手ごたえがあり、ぐいと引き上げると、ザリ

ガニがイカを取られまいと意地でも離さないので見事に釣れるという訳です。こどもたちは「やったあ」

と歓声を挙げながら、夢中になって釣っていました。釣り上げたザリガニは、大きな入れ物の中に集め、

オスとメスの違いを探したり、ここにしかいない訳を勉強したりしました。最後に生き物の命を大切にする

心を学ぶために、池に返しました。

 

次に、ふれあいガーデンを探索しました。セミや蝶の生態等を学びながら、生き物を探して歩きました。

親子でヤモリやカマキリの卵を発見して、「初めて見た!」と感激する等、驚きの学びがたくさんあったよう

です。南の池ではウシガエルのオタマジャクシやメダカを見つけて、親子での会話が盛り上がっていました。

 

アンケートでは「ザリガニが釣れてよかった」を始め「生き物をたくさん見れてよかった」「植物について

知れてよかった」等、多くの生き物と触れ合えた喜びが、たくさん挙げられました。また保護者からは

「自然や植物を大切にしたい」「生き物を守る大切さがよく分かりました」など、今回延期された原因の

熱中症対策の元である地球温暖化問題と合わせて、自然環境について考える良い機会となったようです。

 

南部生涯学習センターでは、11月に『登呂米収穫の喜びを味わおう』を登呂博物館と共催で開催します。

毎年、登呂遺跡の赤米の収穫時期に合わせて実施する南部生涯学習センターの人気講座です。今年は2回

講座で、赤米の炊飯や稲藁を使ったしめ飾り作り体験も行います。皆様の参加をお待ちしています。(Y.T)

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