健康文化交流館来・て・こでは、8月26日に静岡県立大学との共催で講座「県大生と熱中症予防と体操で夏を乗り越えよう!」を実施予定でした。
ですが、それはちょうどコロナ禍で静岡県が緊急事態宣言の対象地域となった直後。さすがにお集まりいただいて講座開催というわけにもいかず、もうこれは中止するしかないか、と考えていましたら、県立大学側から「当日実施を予定していた講座の様子を動画撮影してDVDで配布するのはいかがでしょう?」と嬉しいお申し出。
そんなわけで8月26日当日は「県大生と熱中症予防と体操で夏を乗り越えよう!」の「開催日」から「撮影日」に変更。講師を務める学生さんや指導の先生方が撮影・編集用の機材を持って集まりました。元々対面式のつもりで用意したカリキュラムですから、参加者がいない会場では盛り上がらず大変そうではありましたが、それでも学生さんはカメラの前で堂々と「講師」を務めていました。
その後、撮影された動画は学生さん自身の手で編集されてDVDに仕上げられ、熱中症予防のポイントをまとめたシートや手書きのメッセージカードと共に、受講者の皆様の手元へ。「緊急事態宣言が出たので講座は諦めていた」という方も多く、DVDの配布は大変喜ばれました。
今回は対面式の事業を急遽変更、非常に限られた時間の中でDVDを作成しましたから、学生さんはかなり大変だったのではないかと思います。ですが、DVDを受け取りに来られた受講者の笑顔を見て、その苦労は報われたのではないかな、と感じました。
健康文化交流館来・て・こでは、引き続き大学との連携を通じてその専門性を地域に還元する事業を実施していきます。
どうぞ、ご期待ください。(Y.I)