長田生涯学習センターでは、11月12日(金)に、みのり大学の公開講座として「古典文学講座『平家物語』を読み解く」を行いました。
みのり大学とは、静岡市に在住する60歳以上の方を対象に生涯学習センター等を会場として行う年間18回の教養講座です。様々な分野の講演を聞いたり、学生時代のように自分たちで仕事を分担して文芸誌を作成したり文化祭を計画したりと、コロナ禍の中でもイキイキと活動しています。
当センターで行う長田学級は例年常葉大学の先生をお招きしており、今回は昨年度に引き続き、『平家物語』の鹿の谷(ししのたに)事件のその後について学びました。
栄華を極める平氏を快く思わない武士たちが、京都東山の鹿の谷というところに集まり平氏を討つ計画を目論んでいましたが、その計画が仲間の裏切りによって平氏の知るところとなってしまい、流罪になってしまった、という事件の顛末を読み解きました。
先生の読み下しを聞きながら、京都の地図や資料を確認し、物語を具体的に想像して読むことができました。皆さんメモを取りながら真剣に聞き入っていて、約2時間があっという間でした。
次回は1月28日に「悪疫退散!長田のパワースポット」というテーマで、長田地域の歴史的に重要な場所について学びます。12月21日(火)から申込開始ですので、興味のある方はぜひ長田生涯学習センターへ電話でお申込みください。(M.T)