東部生涯学習センターでは、12月23日と1月6日、常葉大学との共催で「平家物語の世界−駿河の女性の物語」を開催しました。当初は8〜9月に実施する予定でしたが、緊急事態宣言の発令を受けてこの時期に延期となりました。
今回は『平家物語』の中でも、一の谷で捕われた平清盛の息子重衡と、駿河国手越長者の娘・千手の話に焦点を当てて解説しました。
第1回は平重衡が奈良の寺院を焼き滅ぼし、一の谷の合戦で虜囚となって鎌倉に送られるまでの流れを学び、第2回は虜囚の平重衡とその介添えとなった駿河国手越長者の娘・千手に関する物語を中心に学びました。
激動の時代を生きた平家の公達と、静岡ゆかりの女性との風流で切ないエピソードに、受講者の皆様も大変興味を惹かれた様子で聴き入っていました。
講師の丁寧でわかりやすい解説もあって、平家物語の世界をじっくり読み解き、堪能する時間になったのではないでしょうか。
(T.O)