第1部は駿府の工房匠宿の職人、工芸品の売り手、職人をゲストに迎えたトークイベントです。静岡の若手職人集団「するがクリエイティブ」の歴史の話から始まり、現在の取り組みや、「伝統を守りつつも、自分たちで伝統を作っていくことがあるべき姿ではないか」等、静岡の工芸品の過去・現在・未来について聞くことができました。静岡の暮らしに根付いてきた伝統工芸品の技術は、代々と職人に引き継がれています。そして、駿府の工房匠宿やするがクリエイティブの若手職人によって、新しい形に生まれ変わっているものもあります。これからどのような工芸品が暮らしに根付き、伝統となるか楽しみですね。
第3部は希望した工房で駿府の工房匠宿ならではのものづくり体験をしました。また、クラフトトークは体験するだけではなく、使い手と作り手が直接交流することを大切にしています。「竹と染」では「地域における竹細工の違い」、「竹細工は元々虫かごから始まり、中の虫が傷つかない作りになっている」等、様々なお話も聞くことができました。話を聞きながらものを作ることで、職人の想いも感じていただけたのではないでしょうか。
平成29年から始まった「しずおかクラフトトーク」。今まで職人や伝統工芸に関わる方々から、ものづくりへの想いを伺ってきました。西部生涯学習センターもこのシリーズが未来に繋がるよう、ものづくり講座を企画していきます。乞うご期待ください!(T.H)