「古文書研究会発表会〜新川事件の真相〜」は、西奈生涯学習センターで古文書の解読、研究に取り組んでいる「静岡古文書研究会」の会員による研究成果の発表の場として実施しました。
西奈地域にゆかりのある内容を題材に、郷土の歴史を学ぶ機会として毎年実施しており、今回は、江戸時代に起こった新田開発に伴う長尾川の付け替え計画に関わる攻防、所謂「新川事件」について古文書から読み取れた内容の発表を行いました。
古文書を解読し、時代背景や概要の説明のほか、解読する中で登場する代官や奉行などの役職についての解説などを交え、発表が行われました。古文書の読み下しでは、受講者は会員の説明を真剣に聞き、配布資料にメモを取る様子が見られました。また、「新川事件」の概要の解説では、写真やイラストなどを多数提示して説明したことで、受講者も当時の様子をイメージしやすく頷きながら話を聞いていました。
今後も、地域の歴史について親しみ学ぶ機会を提供していきたいです。(k.o)