駿河生涯学習センターでは、2月18日に歴史講座「歴史を身近に感じよう〜江戸時代の小鹿周辺編〜」を開催しました。
静岡市で「歴史講座」と言えばまずは徳川家康あたりが思い浮かぶところですが、今回の講座のテーマは「江戸時代の小鹿周辺」。地誌をもとに、小鹿地区の歴史を紐解きました。そんなわけですから、講座の主題は「ご近所のご先祖さんのお話」。地域で栽培している野菜の話、近所のお寺や神社の話…もちろん歴史の教科書には載らないローカルな話題ばかりですが、そうした知識を得ることで、身近な生活の中でもふとした時に歴史の積み重ねを実感できるのが地域史の面白いところ。そして、そこに時おり徳川・今川家などの「教科書に載るような」歴史が関係してくるのは、静岡の地域史の面白いところでしょう。
来年1月には静岡市歴史博物館のグランドオープンも予定されています。徳川・今川を軸とした静岡市の歴史について学ぶ機会はぐっと増えると思いますが、あわせてお住まいの地域史にも目を向けるのも面白いかもしれません。
生涯学習センターでも静岡市歴史博物館と連携しながら、センター周辺の地域史を学ぶ機会を用意したいと考えています。ご興味がおありの方は、ぜひご参加ください。(Y.I)