南部生涯学習センターでは、2月13日、20日、27日に「駿河竹千筋細工に挑戦」を実施しました。
静岡県中部では古くから良質な竹がとれ、竹製品が多くの方に親しまれていました。
その中でも駿府の竹細工は「駿河細工」と呼ばれ、
特産品として全国でも知られるようになったようです。
駿河竹千筋細工の大きな特徴は「細く丸い」竹ひごを使用していることです。
静岡にお住まいの方は、小学校などで制作体験した事があるかもしれませんね。
本講座では駿河竹千筋細工で盛りかごを制作しました。
まず平たい竹を編み、丸く切って底板を作ります。
その後上辺と底をつなぐ丸く細いひごを差し込み、糊付けをして完成です。
竹ひごが細いため、受講者の皆さんは折れてしまわないか心配そうに作業をしていました。
また盛りかごの制作だけでなく、専用の道具を使用して、
駿河竹千筋細工に欠かせない細く丸い竹ひごを作る体験も行いました。
受講者の皆さんは、竹ひご一本を作る手間に驚いた様子で、
材料準備の大変さを実感したようでした。
南部生涯学習センターではこれからも様々な講座を実施していきます。
みなさんのご参加をお待ちしています。(A.K)