東部生涯学習センターでは、3月4日(金)と11日(金)に「文学と音楽との対話〜宮澤賢治『銀河鉄道の夜』編〜」を開催しました。文学作品に登場する音楽を聴くことで作品の奥深さや魅力に触れようという少し変わった趣向の文学解説講座です。
当初は9月に実施する予定でしたが、緊急事態宣言の発令を受けてこの時期に延期となりました。
第1回は、作者である宮澤賢治が好んだ曲や作品に影響を与えた曲を聴きながら、作者の経歴や作品の背景等を中心に学びました。
第2回は、『銀河鉄道の夜』の主要な場面を取り上げ、作中に登場する曲を鑑賞しながら作品を解説しました。
実際に曲を聴いてみることで、その音楽が流れている場面の雰囲気や登場人物の心情、作者の意図等がより理解しやすくなり、ただ文章を読むだけでは伝わりにくい魅力に触れる機会となりました。
文学作品を読んでいると、今回注目した音楽をはじめとして、絵画や映画、あるいは別の文学作品等が登場することがあります。さらりと読み飛ばしてしまいがちですが、
「この場面で流れている曲はどんな曲だろう?」
「主人公たちがみているのはどんな絵?」
と少し気にして調べてみると、意外な発見があるかもしれませんよ。
東部生涯学習センターでは今年度も様々な講座を予定しております。
興味のある講座がございましたら是非ご参加ください。(M.S)