やつやま自然探訪(葵生涯学習センター)
葵生涯学習センターでは、4月10日(日)に「やつやま自然探訪」を実施しました。
谷津山の環境保全に携わっている「やつやま友の会」との共催で、山の環境に親しみながら里山の現状について学ぶ講座です。
清水山公園に集合した後、要所要所でやつやま友の会のメンバーから解説を聞きながら山を登っていきました。
タラヨウの葉に文字を書いてみたり、アカマツとクロマツの見分け方を教わったり、
参加した子どもたちは楽しそうに、学んだ事をさっそくその場で試していました。
山頂に向かうまでの間、人の手が入っておらず荒れてしまった竹林と、きれいに整備された広場を見比べながら進みました。山と言うと自然のままという印象がありますが、実際には人が手をかけることで、人が親しみやすい山が保たれているのだと解説がありました。
山頂では、やつやま友の会による竹の伐採実演が行われました。大きな竹が倒れる様子に、子どもたちからは驚きの声が上がりました。
最後を締めくくったのは、タケノコ掘りの体験です。竹とタケノコの性質について説明を受けて、親子でタケノコ掘りに挑戦しました。慣れない作業ということもあって初めはなかなか上手く掘れませんでしたが、やつやま友の会の親切なアドバイスを受けて、最後にはどの親子もたくさんのタケノコを採り、満足げな表情を浮かべていました。
みなさんそれぞれに山を楽しみながら、環境保全についても意識していただけたように思います。参加された方の中には、やつやま友の会への入会を希望する方もいらっしゃいました。これからも里山が、人にとって親しみやすい存在であり続けられるよう、願っています。