藁科生涯学習センターでは「考えよう人生のエンディング」を6月14日、6月21日の2回にわたり開催しました。
第1回は実際に困っている高齢者に相談・支援を行っているNPO法人「みなサポ」の代表者岩井一正氏を講師に招き、医療、介護の問題について、実際にあったケースを例に挙げて必要経費も含め説明をしていただきました。年金がどのくらいもらえるのか、両親や自分が要介護・要支援になった時にどの病院や介護施設に入院・入所したら費用的、労力的にも負担が少ないかなど詳細な情報を数多く紹介してくれたので、受講者の皆さんは真剣に耳を傾けていました。
第2回は終活カウンセラーの木幡美麗氏を講師に招き、相続など複数の関係者の利害が生じやすい問題について幅広くお話していただきました。特に相続手続きに関しては公証役場で公正証書遺言を残しておけば相続はあげたい人に確実に揉めずに残せるとのアドバイスがあったほか、相続税が基礎控除の引き下げにより課税される場合があるので生命保険を使った節税方法についても紹介していただきました。講座終了後にも個別的な相談を講師にする受講生が多く、それに対する講師のアドバイスに真剣に耳を傾けていました。(M・S)