健康文化交流館来・て・こでは、7月21日に静岡県立大学との共催で講座「県大生と口腔体操と旬の野菜でいつまでも健康に」を開催しました。この講座は、毎年夏に静岡県立大学との共催で実施しているもので、県大の学生さんが実習の一環として健康増進事業を企画運営するというものです。
事前に地域のニーズを実地調査した学生さんが選んだ今年のテーマは、旬の食材と口腔体操。健康に関心がある方が生活の中で活かせるようにと考えたそうで、センターの講座に参加して下さる方にマッチしたテーマです。
具体的な講座プログラムを作成するのも学生さんが中心。教授陣から「きちんと論拠が示せるか?」「短い時間の中で伝える方法は?」などの質問やアドバイスを受けながら、プログラムを練っていきます。講座の時間は90分しかありませんから、本当に伝えたいことだけを分かりやすく伝えなくてはいけません。私もセンター職員としていくつか意見を出させていただきました。そうして完成したプログラムは、短い時間で大事なことをしっかり学べる洗練された仕上がりに。配布資料についても「冷蔵庫に貼っていつでも見られるように」とパウチ仕上げにするなど、細かな配慮が行き届いたものとなりました。
そして迎えた本番、最初は幾分緊張していた学生さんも、しっかり準備をしたことで自信を深めたのか、実に堂々とした講師ぶりでした。練りに練ったプログラムは参加された方からの評価も高く、「内容がわかりやすく、参加してよかった」「定期的にこのような講座を行ってほしい」等の声が多数寄せられました。事業に参加された皆様にとっても、学生さんにとっても、有意義なものとなったのではないでしょうか。
健康文化交流館来・て・こでは、今後も大学の専門性を地域の方にお届けできるよう、連携を進めていきます。どうぞ、ご期待ください。(Y.I)