南部生涯学習センターでは、7/24,31の日曜日に
「手のばい菌を培養してみよう」を開催しました。
この講座では、菌やウイルスについて学び、自分の手に
どのくらいばい菌がいるか実験を通じて確かめました。
実験は、菌を培養するための”培地”と呼ばれる薬品の上に
自分の手のひらを押し付けるところからスタートしました。
このとき、@何もつけていない状態の手のひら、A水を付けた
手のひら、B石鹸で洗った手のひらの3種類のパターンで
押し付けました。
一週間後の2回目の講座では、培養した各種類の培地を比較し、
どのような菌がいるのか、どの状態で菌が多いかを見てみました。
結果を見てみると、A水を付けた手のひらに一番菌が繁殖していた
ことが分かりました。手は指紋やしわなどでデコボコしていて、
水を付けることでデコボコにいる菌が浮き出てくるため、
乾燥しているときよりも多くの菌を押し付けることができるからです。
逆に1番少なかったのはB石鹸で洗った手のひらでした。
手洗いをしっかりすることで、菌を減らすことがわかりました。
最後に、菌やウイルスについて、普段から疑問に思っている点や
今回の実験についての質問コーナーを設けたところ、たくさんの
質問が出てきました。「植物に菌やウイルスはいるのか」「赤ちゃんと
お年寄りでは菌やウイルスの数は違うのか」など、面白い質問が
飛び出しました。
受講者の皆さんからは「手洗いのやり方を見直したい」「菌の繁殖の
違いが見ることができた」といった感想を頂きました。日頃の手洗いや衛生について
知る機会となったのではないでしょうか。
南部生涯学習センターでは、今後もいろいろな講座を開催します。
ぜひご参加ください。(A.K)