東部生涯学習センターの近くを通る国道1号線バイパスを北に抜けると、植物や昆虫が目立つようになります。巴川の治水事業の一環とし整備された麻機遊水地は、多くの動植物が生息する湿地となっています。そんな麻機の豊かな自然に育まれた生き物を観察する講座「麻機自然観察会〜巴川のおさかな探検隊〜」を開催しました。
数日前までの雨で川の増水が懸念されていましたが、当日には入っても問題ない水位まで下がっており、無事に川の中での観察を行うことができました。講師からタモを使った生き物の捕まえ方を教えてもらい、早速実践です。
最初はなかなかうまくいきませんでしたが、次第にコツをつかみ、魚や水生生物を捕まえることができるようになりました。最後に、どんな生き物を捕まえたか報告会を行うと、魚だけでなく、ヤゴのような幼虫、エビやザリガニなどを捕まえた子もいました。生き物の中には在来種だけではなく、外来種もいること、捕まえた生き物は見つけた場所に返すことを講師から教わり、講座終了後、再度川に戻る受講者もいました。
この観察会を通して、巴川を好きになってもらい、自然を大切にする意識も持ってもらえたらと思います。
(S.M)