大里生涯学習センターでは、8月17日に「夏休み見学ツアー!上下水道のしくみ」を開催しました。この講座は、静岡市の上下水道施設を見学し、その役割を学ぶことによって、水資源の大切さや環境問題への理解を深めることを目的とした小学生向けの講座です。
最初に門屋浄水場を見学し、この浄水場が日本一の水質である安倍川からの伏流水を取水し、浄水処理を行って、葵区・駿河区で使われている水の3分の1を供給していることなどを学びました。24時間365日休むことなく交代で働き、厳しく水質検査して、いつでも安心して使える水をつくってくれている事実には、親子で感心している姿が多く見られました。
次に見学した中島浄化センターでは、静岡県で初となる汚泥燃料化施設のスケールの大きさに感動する参加者の姿が印象的でした。また、今回は付き添いの保護者の方たちが、雨水の処理施設に対して興味を強く示し、多くの質問をしていました。最近の異常気象がもたらす大雨(水害)に対しての興味関心がとても高いことを感じさせる1コマでした。
2つの施設を見学して、飲料水を供給する事業は、安全で安定的に供給できるよう進められていることや、地域の人々の健康的な生活の維持と向上に役立っていることを理解し、「水の循環」のしくみの大切さを改めて意識する場となりました。
今回参加していただいた皆さんには、安心安全な水を豊富に使えることに感謝し、「かぎりある大切な水」を守るために今の自分にできる事を考えながら生活していただけたら幸いです。