皆さま、日頃から『防災』を意識して生活していますか?
駿河生涯学習センターでは、10月29日と11月12日、小学生の子と保護者を対象に『親子で防災 生き抜く技術を身につける(全2回)』を、日本平にあるしずおか里山体験学習施設「遊木の森」で開講しました。講師は、防災士であり自然体験活動上級指導者でもある東山浩子さん。ご自身の人命救助体験がきっかけで、防災をミッションとした「自然を楽しむ!から始める防災」を発信していらっしゃいます。
10月29日の第1回は、「火災から身を守る編」と題して、「火」について学びました。火の尊さ・可能性・危険性・身体に火がついてしまった時の対処方法などを学びつつ、火起こしを体験も実施。里山を歩いて薪を集め、マッチで火をつけて火種を育てて…子どもたちは初めての経験にドキドキしっぱなしでしたが、どうにか全員が火の取り扱いをマスター。最後に燃えかすの始末についての注意点を心に留めて、火についての理解を深めました。
秋も深まる11月12日、第2回は「正しい使い方を学び主体性をもって防災に活かす!ナイフ&ノコギリ体験をしよう!」と題して、ナイフとノコギリを使ったキーホルダー・ペンダント作りに挑戦。木の枝をノコギリで切って、ナイフで削って…一つひとつの動きに注意を払い、正しい姿勢を保って集中力が途切れないように意識して取り組みました。出来上がったペンダントは、子どもたちにとってきっと「防災活動の第一歩」を踏み出した証になる事でしょう。
講座に参加してくれた子供たちの中から、未来の防災士が生まれることを祈って…。 (A.K)