西奈生涯学習センターでは「錆絵で描く漆塗りの盆づくり」と題し、漆塗りのお盆を製作する講座を実施しました。
この講座では漆塗りを施したお盆の生地に砥粉と生漆を混ぜペースト状にしたもので模様を描く「錆絵」という技法を用いて、受講者それぞれが図案を考え、オリジナルのお盆を製作しました。9月から12月まで4か月に渡り、錆絵や漆の塗りと研ぎを繰り返し作品作りに取り組んだ。
お盆に施す錆絵のデザインや配色などに頭を悩ませている受講者もいましたが、講師からアドバイスや周りの受講者と意見交換しながら作業を進めている姿も見られました。作業を進めるうちに、自分が作りたいイメージが具体的になり、最終的にそれぞれの個性が光る作品が出来上がりました。
漆刷毛などの道具を使い、作品製作に取り組むことで、伝統ある漆塗りの魅力について紹介する機会となりました。(k.o)