南部生涯学習センターでは、静岡の郷土史の講座を全4回のシリーズで、年2回、
夏と冬に実施しています。この講座は、南部生涯学習センターで活動している
「南部郷土史大学」と共催で開催し、郷土史大学生の皆様の研究発表の場としても
活用されています。
受講生の皆さんは、歴史に興味のある方々が多く、毎年の開催を楽しみに受講されて
いる方もたくさんいます。令和4年度は、南部の中世史(7月)、南部の古代史(1〜2月)と
題し、南部地域の弥生時代から室町時代にかけての歴史を、現代まで残されている
史跡・遺跡や遺構・遺物、木簡や古文書等から探究していきました。
1〜2月の2回目の講座「南部の古代史」では、弥生時代の墓や祭殿跡、古墳時代の
前方後円墳等の分布や出土品(土器等)から、それらの年代を判別する歴史研究の手法を
知るとともに、文字がなくても、当時、そこに暮らしていた人々の生活の実態や思いを
推測できるということも学びました。
南部生涯学習センターでは、新年度も、静岡の郷土史をはじめ魅力ある歴史講座を
企画していきます。興味のある講座が見つかりましたら、ぜひ、ご参加ください。
(Y.T)