はじめに職人である講師から「何を作りたいかを意識すること」が大切だという話しがありました。その後、「土の粒子を均一にするために、土をしっかり手に打つ」等、作る上でのポイントを聞きながら、受講生は蕎麦猪口や皿など思い思いの作品を制作しました。手回しろくろを使用しての作陶で、慣れない作業に苦労しながらも楽しんでいる様子でした。はじめのうちは黙々と手を動かしていましたが、余裕が出てくるとお互いの作品を見せ合ったり、工夫した点などについて話し合ったりと、親睦を深めている姿も見ることができました。また、作業の合間には職人としての講師の想いを直接発信する機会も提供できました。
受講者が実際に作ることで、普段何気なく使用している陶器を更に身近なものとして親しみをもってもらい、ものづくりへの関心を高める機会を作ることができた講座となりました。(C.S)