静岡市美術館と藁科生涯学習センターの共催事業、「しずび出前講座 おいしいボタニカル・アートの世界」を開催しました。
この講座では、現在、静岡市美術館で開催中の「英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物ものがたり」展を深く楽しく鑑賞するために、英国に古くから自生した野菜や果物、国民的飲料となった紅茶をはじめ、英国が世界進出を進める中で新たにもたらされた植物のさまざまなエピソードを、英国の歴史を辿りながら学びました。
1回目は藁科生涯学習センターで、学芸員から講義を受けました。英国の歴史や英国における植物画の位置づけ、版画の描法などを、スライドを見ながら学びました。2回目は静岡市美術館で、1回目の続きから講義を受けた後、受講者が個々に展覧会を鑑賞しました。
アンケートには、「学芸員のお仕事にも興味があって、講座も良かったです。知ってから見るのもいいなと思いました。」「事前にレクチャーいただけるのが、大変良かった。楽しみになった。」などの声をいただき、事前に作品や歴史について理解を深めたことで、展覧会をより一層楽しめたようでした。(S.T)