9月は防災月間です。地震や台風・大雨による水害などの災害への対策の一つとして、北部生涯学習センター美和分館では9月18日から「防災片付けとパッククッキング体験」を全3回で実施しています。
初回の9月14日は、安心安全な暮らしづくりと減災につながる整理収納の基本を学びました。非常時にすぐに取り出せる場所に防災用品や備蓄品を置くスペースがあるか、自宅の現状や片付けについて抱える悩みを共有しました。モノを捨てるのに抵抗のない方でも、写真・アルバム・撮影したビデオテープなど思い出のモノの処分には悩む様子が見られました。
講師が転勤族の妻として21回の引越しを経験し、様々な地域に住んだこともあり、ゴミの分別問題や処理問題にも話は及びました。また、昨年9月に静岡県を襲った台風15号での自宅の被害や、停電・断水がもたらした生活への影響について情報共有し、意見交換しました。
2回目の9月21日は、災害時に備えておくと良い物や、非常食を賞味期限が切れる前に普段から消費して備蓄することを繰り返すローリングストック(回転備蓄)の考え方について学びます。
3回目の最終回(9月28日)には、災害時にライフラインの供給が止まった場合に、備蓄したカセットボンベや水を使い、ポリ袋に食材を入れ湯せんで調理する「パッククッキング」の実習と試食を行います。
地震だけでなく、風水害など、予期できない災害が多く発生しています。講座に参加し、改めて防災への備えについて考える機会となれば幸いです。 (M.S)