「スポーツの秋」「食欲の秋」「読書の秋」。
皆様はどのような秋をお過ごしでしょうか。
葵生涯学習センターでは、10月22日(日)に管理栄養士を講師に招き、「トレーニング初心者のための栄養学」を開催しました。
定員を上回る申込があり、当日は20名の方にご参加いただきました。
はじめに、前日の食事と間食のメニューを書きだす作業に取り組みました。
さらに、自分の年齢や活動量に見合ったエネルギーの必要量を算出することにより、日常の食生活を振り返るきっかけとなりました。
講師からは、食事の基本は朝・昼・夕の3食であること、運動する人や成長期の子どもは間食や補食をプラスして1日に必要なエネルギーをバランスよく摂取する必要があること、そして食事の量を調節する以前にバランスの良い食事を摂ることが重要であるということ等が解説されました。
また、運動する人は五大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)のうち、身体をつくる主成分であるたんぱく質の取り方や質が大切であることや、たんぱく質を構成するアミノ酸のうち食事からの摂取が必要である「必須アミノ酸」がどのような食材に多く含まれているのかを学びました。
その他にも、運動前はたんぱく質を2時間前に、プロテインは1時間前に摂取することが推奨されていること、運動後30分以内に糖質とたんぱく質を摂取することが効果的であることなど、運動前後の栄養補給について具体的なアドバイスを受けました。
講座終了後のアンケートには、「たんぱく質は多く摂れば良いと思っていましたが、摂りすぎは不可という事を知れて有意義でした」「具体的な生活の中でのたんぱく質、糖質、脂質の取り方を教えていただき、参考になった」等の感想が寄せられました。
本講座が参加者の「スポーツの秋」の充実を図る一助となれば幸いです。