2023年4月〜2024年1月の約1年をかけて「綿〜種まきからの紡ぎと織り〜」を開催しました。全6回の講座の中で、綿の種植えから始まり、栽培・収穫し、糸を紡ぎ、精練と染色した糸、手作りの織り機を使った作品制作まで行いました。
最後の作品制作では、コースターやポーチ、ストラップなど様々な作品が完成しました。受講者の中には、自分で採取した植物で染めた糸を用いて制作をする方もおり、 オリジナリティーあふれるものになりました。
その後、完成した作品は北部生涯学習センターで展示をしました(藁科生涯学習センターが休館中のため)。綿繰り機や綿の繊維を揃えるハンドカーダー、綿を取り巻く現状から分かる環境問題について紹介するパネルの展示も併せて行い、来館者の方々は興味深く見ていました。中には「来年度の綿の講座に参加したい」と声を掛けてくれた方もおり、手作りの温かみや魅力が伝わったのだと感じました。
講座後のアンケートでは、「とても充実して、とても楽しい時間をありがとうございました。今後の生活&人生がとても楽しみになりました」「数年前に近所で『綿』の苗木を1本買って『綿』を収穫できたので、本講座に参加しました。今回の取り組みで衣類をはじめとする日常生活で利用する布製品のありがたさを再認識できました」等の感想をいただき、手づくりの良さの発見だけではなく、環境問題について学び考える機会にもなりました。
藁科生涯学習センターでは、これからも、綿講座をはじめ様々な講座を実施する予定です。来年度4月からは、改修工事を終え、リニューアルオープンする藁科生涯学習センターで講座を行います。是非ご参加ください!(S.T)