西部生涯学習センターでは、5月30日、日本銀行静岡支店長を講師に招き、静岡県の金融経済の動向や金融政策等を伝える講演会「最近の金融経済の動向」を開催しました。日本銀行静岡支店長による5年ぶりの西部生涯学習センターでの市民向けの講演会でしたが、5月13日付けの発令で新たに就任された蒲地久司(かもちひさし)静岡支店長から直接お話が聞ける貴重な機会となりました。
静岡県経済の現状と先行き、金融政策、金融広報という少し難しいと思われる分野の項目について、蒲地支店長は本年7月に発行される新しい日本銀行券の話を交え、わかりやすく解説されました。受講者の皆さんが熱心に話に聞き入っている様子が印象的でした。また、蒲地支店長は講演の中で、(新券発行に伴い)現行の日本銀行券が使えなくなるなどとかたった詐欺行為(振り込め詐欺)やローリスク・ハイリターン=あり得ない領域の金融商品に注意するよう強調されました。講座終了後のアンケートでも「難しい内容をわかりやすく説明していただいた、大変勉強になった、日本銀行支店長より一般消費者へ直接メッセージを頂けた」という感想が多数寄せられました。
本講座を通して日本銀行の金融政策や国が進める個人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)について理解を深める機会を提供できました。日本銀行静岡支店様のご厚意に感謝申し上げます。 K.M