北部生涯学習センターでは、「災害の山麓・流域史〜鎮魂:七夕豪雨50年〜」を開催しました。1974年の七夕豪雨から50年が過ぎ、確実な治水を願い、1800年代から安倍川の流域や山麓で発生した災害と地域のかかわりについて学びました。地域によっては過去に災害があったことをその地名から推測できると知り大変驚きました。
ほとんどの受講生が七夕豪雨を経験していたため、当時の状況を思い返し、講師と話したり、犠牲になられた方々のご冥福を祈る姿が垣間見られました。その災害を経験していない私ですが、実際に講師が経験したお話はとても臨場感があり、今自分たちに何ができるかを考える機会になりました。
受講生からは、「静岡市の様々な地区の災害状況を詳しく教えていただき、興味深かった」「資料が丁寧に作成されていて毎回楽しみに参加していた」「郷土のお話について精通している先生なので、いろんなテーマのお話を聴きたい」との感想が寄せられました。
現在は、川の氾濫を防ぐための対策は進んでいるが、水は上流から下流に流れているので、山陵崩落や森林の保水力を高める対策も必要との事でした。今後も防災の知識を高める講座を企画していきます。是非ご参加いただきたいです。(T.H)