藁科生涯学習センターでは、7月2日と3日に「作って伝える郷土玩具『おかんじゃけ』」を開催しました。服織地域の郷土玩具であるおかんじゃけの作製をとおして地域の歴史や文化を学び、後世へ郷土資源を伝承していく人材の育成を目指した講座です。
過去のおかんじゃけ講座修了生の有志から成る「藁科おかんじゃけの会」の会員もサポートに駆け付け、皆でにぎやかにおかんじゃけ作りに挑戦しました。
1日目はおかんじゃけの歴史や特徴、竹の種類の違いなどの講義の後、金槌で真竹を叩き、繊維を出しておかんじゃけを作製しました。講師にアドバイスを求めたり、サポーターに手伝ってもらったりしながら和気あいあいとした雰囲気で、皆、時間が経つのも忘れて夢中でおかんじゃけ作りに取り組んでいる姿が印象的でした。
2日目は前日に作って乾燥させたおかんじゃけを専用の染料で染色し、乾燥させている間にもうひとつおかんじゃけを作製しました。皆、金槌で真竹を叩く作業も要領を得てスピードアップし染色まで終わり、2日間でふたつのおかんじゃけを完成させることができ満足そうでした。
藁科生涯学習センターでは今後も地域の魅力を紹介する講座を開催します。ぜひご参加ください。
(H.H)