南部生涯学習センターでは、当センター活動団体の「南部郷土史大学」と連携して、
毎年2回、『南部の郷土史講座』を開催しています。令和6年度の第1回は7月4日から
25日までの毎週木曜日に全4回講座で「南部の近代史〜大正編〜」と題して実施しました。
本講座は、「南部郷土史大学」の学生たちの地道に調査した研究内容の報告発表の場であり、
南部郷土史大学を宣伝する場でもあります。各発表者の個性的な解釈や見方が、受講者たちの
歴史探索への意欲や興味を高めると共に、月1回発行している「南部郷土史大学だより」の
ファン獲得にもつながっている南部センターの特色ある講座となっています。
今回のシリーズでは、大正時代に焦点を当て、静岡の大正史を彩る静岡電気鉄道の開業や
静岡盲唖学校の成立など、「大正デモクラシー」というキーワードを基に、個や弱者に目を
向けられた時代だったこと学びました。令和にも活きる考え方は受講者の共感を呼び、
アンケートでは、歴史の新しい見方を教わった、次回の講座も楽しみに参加したいという
受講者がたくさんいて、静岡の歴史への興味関心を大いに高める機会となったようです。
令和6年度2回目の『南部の郷土史講座』は、2月の開催を予定しています。また、
南部生涯学習センターでは、今後も、9月に「仕事に活かせるカラーコーディネート」、
10月に「ガーデニングテクニックを活かす寄植え」、11月には「楽しく学ぶ『百人一首』」や
「なんぶ歴史講座」など、楽しい講座を次々と開催していく予定です。
興味のある講座が見つかりましたら、どしどし、ご参加ください。 (Y.T)