葵生涯学習センターでは、11月10日(日)に、絵本作家の鈴木のりたけさんをお招きし、講演会「おもしろがると世界がひろがる」を開催しました。
「ど〜も〜!」と元気よく入場された後は、参加者を巻き込んだ早口ことばゲーム、著書の読み聞かせ、オリジナルの絵かき歌とともに即興のイラストを披露するなど、サービス精神旺盛な鈴木さん。会場からは大きな拍手がわき起こり、参加者の笑顔がひろがりました。
講演の合間には、ミニワークショップ「ひょうげんのじゅう」に取り組みました。参加者には、抽象的な模様が施された色紙を「1」と「0」の形に切り抜き、組み合わせて何かに見立てるというお題が示されました。出来上がった作品を会場前方の机に並べた後、参加者は順番に作品を鑑賞し、それぞれの作品が何に見えるかを付箋に書いて貼っていきます。
動物や果物、自転車など。それぞれの作品に何通りものタイトルがつけられていきました。最も多くの種類のタイトルが集まった作品をスクリーンに投影した際に、作者が発表したタイトルは鑑賞者の予想を裏切るユニークなものでした。
講演の最後には、「様々な物事を『おもしろがる』ことを続けていくと、人生が楽しくなる」と、ご自身が大切にしているモットーについてお話しいただきました。
鈴木さんの創作の原点に触れるとともに、日常の中のユーモアを大切にしていくことの価値に気づくことができました。
(S.I)