東部生涯学習センターでは、大人の色鉛筆画講座を全5回にわたって開催しました。
美術分野の中でも手軽に始められる趣味として人気が高い色鉛筆画。色鉛筆画を特集にしたテレビ番組や書籍が増えた影響もあり、当講座に多くの方からお申し込みいただきました。
講師には、アイセル21で活動している「しずおか色エンピツ画倶楽部」の会員の方をお招きし、混色、影の付け方、遠近法といった、色鉛筆画における基本の技法を学びました。
混色を学ぶ講義では、対象物をよく観察して色を塗り重ねることで立体的に絵が描けるようになると講師が伝えていました。その練習としてりんごを描いた際には、下地に黄色を塗ってから赤色を塗り、影の面は紫色、光の面は桃色や橙色で塗る工夫を施していました。下書き線が同じりんごの絵でも塗り込み方によって完成品の出来栄えは様々で、受講者はお互いの作品を見せ合い「すごい!深みのある絵になった!」「受講前の自分なら単色で描いていた。混色を習って立体的に絵を描けるようになった」など感想を共有していました。
最終回には、描きたいモチーフを持ちこんで自由制作を行いました。学んだことを活かして作品を仕上げており「講座の受講前と後で絵の描き方が変わった」と自身のスキルが上達したことを喜ぶ受講者もいらっしゃいました。
最終回後、複数の受講者から「色鉛筆画を続けたい」という申し出があり、新たに東部生涯学習センターで色鉛筆画サークルを立ち上げることになりました!毎月第2日曜の午後に活動予定です。