本講座は、鮎の友釣り初心者講座です。魚釣りの中でも鮎の友釣りは特別で、生きたおとり鮎を使用する高度な釣りである。このため初心者にはできる限り解りやすくするため、講師は図解入りの講座テキストと鮎釣りのDVDを併用して解説するなど理解されやすい講座に努めていました。
鮎の鼻環通しの練習では、実際にタライに水を張って生きた鮎を使用しました。鮎に触れるのが初めてという受講生も多く、ぬめりで滑る鮎を軽く握ることが大変で、ましては鮎の小さな鼻に鼻環を通すのに七転八倒していました。
実釣の当日は、早朝7時30分から始まりました。前日の雨で川がやや濁っていたため状況が悪く講師も心配していました。川原ではマンツーマンによる指導員の方々の丁寧な指導にもかかわらず竿が曲がりません。しかし、午前10時頃から水温も上昇し始め、鮎の追い気が立ったのか徐々に釣れ始め、午前11時の終了までに参加者13人で31匹の釣果がありました。特に受講生の内3人は女性であったため、受講生をはじめとして、講師、助手の皆さんも大満足の釣り講座でした。
帰りには全員でごみを持ち帰り河川環境の保護についても気配りしていました。
(T・O)