5月から始まった「大里園芸講座 環境浄化植物を育てよう(全4回)」が、9月8日に最終回を迎えました。
この講座は「打ち水効果」が高く二酸化炭素を多く吸収する植物「サンパチェンス」を育てながら環境問題を考える講座として実施してきました。
太陽の「サン」をとった名前のとおり強い陽射しに耐える植物の為、6月(第2回目)には日を多く浴びることのできる場所へ移動させたところ、あっという間に大きくなりきれいな花を咲かせました。7月(第3回目)には、茎が上へ伸びすぎてしまうのを防ぐために半分程切り落とす「切り戻し」を行いました。受講生は、せっかく咲いた花を切ってしまうことに躊躇しながらも、大きく育つための大事な作業だという説明を受け止め、手を動かしていました。最終回を迎えた9月には、切ったことも忘れてしまうほど更に大きく育ち、立派なサンパチェンスが並びました。
各回の講義では、温暖化の影響により花の成育時期がずれている事やオゾン層の破壊はこれから始まっていくという事実など、現在起きている環境問題を提示した上で、その対策の1つとして環境浄化植物を育てる大切さを説明していただきました。
植物を育てる楽しさと植物が地球の力になることを実感できた講座となりました。
(M.M)