北部生涯学習センターでは10月6日(木)に「手漉き和紙で季節の絵手紙をつくろう」の1回目を開催しました。
安倍川上流にある郷島は、綺麗な水と澄んだ空気、美しい自然にめぐまれ、古くは戦国時代から「郷島和紙」の産出地でした。郷島冷泉手漉和紙工房「薬師庵」を会場に、紙漉き同好会「ゆうしん舎」協力のもと、紙漉きを行いました。
午前は紙漉きを体験しました。受講者は2班に分かれ、和紙の原料加工と紙漉きを交代で行いました。原料加工では、和紙の材料となるコウゾの黒い表皮を一枚ずつヘラのような道具を使い、手作業で削っていきました。紙漉きでは講師やゆうしん舎メンバーの指導のもと、はがきサイズの和紙を8枚漉きました。ケタで和紙の原液をすくい、上下左右に揺すって紙の繊維を絡ませていきます。最初に講師の見本を見てから一人ひとり慎重に漉いていきました。
午後は、和紙の歴史や原料などについての講義のあと、さまざまな色と形の消しゴムハンコを使って、オリジナルのぽち袋を作りました。
次回は自分で漉いた和紙を使って、季節の絵手紙を作ります。(A.I)