長田生涯学習センターでは、 平成23年12月17日(土)、「丸子紅茶(まりここうちゃ)を楽しむ(全1回)」を実施しました。
長田西地区の丸子(まりこ)は東海道五十三次の20番目の宿場町として有名で、とろろ汁、宇津ノ谷峠、吐月峰柴屋寺等自然と歴史の豊かな地区です。
明治に丸子に移住した旧幕臣の多田元吉(ただもときち)が山林に茶園を開き、インド・中国で紅茶づくりの技術を習得し、紅茶を作り始めたことから丸子は「日本紅茶発祥の地」といわれます。
多田元吉がひらいた紅茶生産の技術が緑茶製造にも応用され、緑茶の大量生産の道がひらけたといわれています。
今回の講座では、丸子紅茶生産者であり体験工房を運営している「丸子ティーファクトリー」代表の村松勝美さんとティーファクトリー婦人部の方々を講師に迎え、丸子紅茶の歴史や製法について学びました。
講義に加え、「紅富貴(べにふうき)」の丸子紅茶茶葉を練りこんだクッキーづくりと、おいしい紅茶の入れ方を学びました。香り高いストレートティーと甘いミルクティーの紅茶を味わい、クッキーとティーファクトリーオリジナルの紅茶羊かんをいただき、五感で地元静岡の特産品「丸子紅茶」への理解を深めました。(M.S)