藁科生涯学習センターでは、静岡市建築指導課と共催講座「わが家の耐震対策」を開催し、地震発生のしくみから基礎知識、予測される東海地震と静岡市の耐震対策補助制度について学びました。
1995年に発生した阪神・淡路大震災では、死亡原因の84%が自宅の倒壊によるものだったことから、命を守るための有効な手段として、地震で倒壊しない住宅と転倒しない家具・塀が基本と考えられています。 特に静岡市民として関心の高い東海地震では、地元・羽鳥地区の液状化の心配は比較的少ないものの、建物被害は大変大きなものが予測されています。静岡市では東海地震に備え、さまざまな耐震対策事業をおこなっています。昭和56年5月以前に建築された木造住宅の耐震補助制度以外にも、危険なブロック塀等の撤去等に対する費用の補助や高齢者のお住まいには家具、冷蔵庫、テレビ等の固定金具取り付け費用の補助等があります。
今回の講座をきっかけに、もう一度安全な住まいについて考え、東海地震が来る前にできる限りの備えをしたいと思います。
(Y.I)