藁科生涯学習センターでは、わらしな尺八同好会と共催で5月18日から6月22日までの毎週金曜日に、「塩ビ管の手造り尺八で演奏してみよう(全6回)」講座を開催中です。
本講座は、塩ビ管で尺八を作成し、初心者でもできる簡単な演奏を試みるものです。
前半の3回で、尺八同好会の講師とメンバーの指導のもと、塩ビ管を切断し、研磨し、接着剤でキャップを取り付け、音階がでるように本体に穴を開け一尺八寸(54.5センチ)と、一尺六寸(48.5センチ)の2本を作り上げました。
作成時は、尺八同好会のメンバーが、受講生一人一人に丁寧に指導をしたり、道具を使用するときは受講生同士が互いに助け合って取り組んでいる姿が見受けられました。
尺八は、音を出すのが大変難しく、音が出ないからといって強く吹いても音は出ません。姿勢や、唇の形、息の量、尺八の角度など様々な要素が絡み合って音が出ます。
ただ息を吹き込むだけでは音が出ないので、受講生は苦労していましたが、ここでも同好会のメンバーが尺八の角度や、息の吹き込み方を指導していました。
練習の合間に同好会のメンバーのデモ演奏も交え、ほのぼのとした雰囲気の中、本日最終回を向かえます。講座としては本日までとなりますが、継続して練習を希望する受講生は、わらしな尺八同好会に入会し、今後は同好会として活動する予定です。今回の講座では、塩ビ管の尺八で、音を出すことに精いっぱいでしたが、普段は触れる機会があまりない尺八という伝統のある楽器に興味を持っていただく良い機会となったと思います。
(M.S)