長田生涯学習センターでは、12月15日に「武者絵の駿河凧づくり(全1回)」を実施しました。
「駿河凧(するがだこ)」は、変形の五角形で左右のエラが特徴です。
戦国時代の大名・今川義元の家臣が戦勝の祝いにあげたのが起源といわれます。
現在静岡市内に一軒のみ残り、駿河凧の伝統を守る「凧八(たこはち)」
五代目絵師の後藤光さんと、竹ひご師の福嶌幸江さんを講師に迎えました。
源義経(みなもとのよしつね) 弁慶(べんけい) 佐々木高綱(ささきたかつな)
武田信玄(たけだしんげん) 上杉謙信(うえすぎけんしん) 加藤清正(かとうきよまさ)
ら武将からひとりを選び、下絵を墨で写し、色を塗り、
乾燥後、竹ひごを貼り、糸を張って完成させました。
参加者は普段もちなれない筆や、発色の良い染料絵具や、
糸を弓なりに張る作業に苦戦しながらも立派な凧を作り上げました。
講師から凧あげについてコツと注意をうかがいました。
最近ではお正月に子どもたちが凧をあげる姿もみられなくなりましたが、参加者は自分で作った愛着ある凧で遊ぶのを楽しみにしていました。
長田生涯学習センターは今後も、静岡ゆかりの遊びや技術・伝統に係る講座を実施していきます。
(M.S)