東部生涯学習センターでは、4月14日(日)に、元NHKアナウンサーの『葛西聖司氏による歌舞伎講座』が開催されました。
毎年静岡市民文化会館で開催される「松竹大歌舞伎」の関連事業として行われる「歌舞伎講座」は、東部生涯学習センターでは2回目の開催となり、今回は、今年の演目である「番町皿屋敷」や「連獅子」の見どころについて解説していただきました。
幽霊が一枚、二枚…とお皿を数えるシーンが有名なため、怪談のイメージの強い「番町皿屋敷」ですが、本当は屋敷の主人と使用人の女性の恋愛の話だということをみなさんご存じだったでしょうか?
また、「連獅子」は我が子を谷底へ突き落とし、自力で登ってきた強い子獅子だけを育てるという逸話をもとにしたストーリーで、親子が水面越しに顔を合わせるシーンのお互いの表情が見どころだそうです。
とっつきにくいイメージの歌舞伎ですが、見どころを知ることで、本公演をより楽しめる講座となっています。
毎年「歌舞伎講座」の講師を務められている葛西さんの、ユーモアを交えた軽快なトークを楽しみに来られている受講者も多く、みなさん楽しく歌舞伎について学ばれていました。
(Y.T)