藁科生涯学習センターでは、5月31日(金)に「藁科歴史ぶらり散策〜峰山・杉尾編〜(全1回)」を開催しました。当初、5月29日(水)開催の予定でしたが、雨天のため31日に延期となりました。
毎年、藁科生涯学習センターで活動している藁科歴史同好会と共催で、藁科地域の歴史を探る講座を催しているのですが、今年は峰山地域から杉尾周辺を散策しました。現地講師として、杉尾在住の橋さんをお招きし、各見学場所の説明をしていただきました。
普段個人ではなかなか訪れる機会のない山道をバスに揺られながら、神社やヒイラギの木、峰山小学校などを訪れ、歴史や自然を再発見しました。
大ヒイラギは、県指定の天然記念物となっていますが、現在では枯れてしまっている部分が多くなっており、長年の歴史を感じました。
峰山小学校では、全校生徒6人の子供たちの授業風景や地元の方が所有する数十年前の教科書を見せていただいたり、体育館をお借りして昼食をとらせていただいたりしました。
川根本町との境にある智者山神社は、かつて雨乞いの神社とされ、霊験あらたかな神として崇拝され、お祭りのときには多くの参拝者がお参りしたと言われています。現在では静かな自然に囲まれてひっそりとそこにありました。
ほぼ予定通りの時刻にセンターに戻って来ることができましたが、バスの中では講師の方に積極的に質問をしている受講生の姿も見受けられ、「奥藁科」を堪能していただくことができたと思います。
今後も継続して、藁科地域の魅力を再発見できるような講座を企画していきたいと思います。
「見学場所: 蛇塚 子之神社(ねのじんじゃ)、黒俣峰山の大ヒイラギ、峰山小学校、智者山神社、杉尾三十三観音堂」
(M.S)