南部生涯学習センターでは6月15日〜7月13日まで毎週土曜日の午後、
当センターで活動するジャンゴラインハルト愛好会との共催で
ジプシースウィングとよばれるジャズのギター奏法を学ぶ講座
「初めてのジプシーギター」を開催しました。
ジプシースウィングとはジプシーの伝統音楽とスウィングジャズを融合させた音楽で、
伴奏のザクザクと刻むリズムと、哀愁の漂うメロディが特徴です。
普通ジャズでは同じ楽器がいくつもある、ということはあまり無いようですが、
ジプシースウィングでは伴奏のギターというのは何人いてもよく、
極端な話、伴奏が100人、ソロを弾く人が1人でも成り立つ音楽だということです。
本講座ではジプシースウィングの創始者ジャンゴラインハルト(1910〜1953)の
Minor Swing(マイナースウィング)という曲を題材にしました。
1回目は基本のコードの押さえ方、そして曲のコード進行を学びました。
2回目にイントロ、エンディングのメロディ、3回目にはアドリブのソロの弾き方を学び、
4回目にはいくつかのグループに分かれてソロ、伴奏を交互に行うなどして
セッションを行いました。基本から応用まで盛りだくさんの内容でした。
最終回は、ホールを使用している社交ダンスの団体の休憩時間に舞台を借り、
観客になってもらい発表会を行いました。
講師、共催団体スタッフ、受講者全員が舞台に上がり練習してきたMinor Swingを演奏し、
会場は大歓声に包まれ、多人数のギター演奏が成り立つことを証明しました。
今回の受講者は音楽の趣味も様々、演奏技術も年代もバラバラではありましたが
演奏を通じ意気投合し、またジプシースウィングに魅せられ、
講座終了後に同好会を旗揚げしました。その名も「マイナースウィング同好会」。
今後の活躍にご期待ください。
(Y.H)