葵生涯学習センター(アイセル21)では、8月22日(木)から「麻機遊水地 自然の宝パネル展」を開催しています。このパネル展は静岡市緑地政策課と共催で実施しているもので、自然の宝庫である麻機遊水地の魅力と、その自然環境の保全・再生に向けた取り組みを紹介しています。
麻機遊水地があるのは、静岡市の中心市街地からおよそ5km北、巴川の中流付近です。かつては広い沼地だった場所で、土地改良により一旦は水田地帯となりましたが、その後、七夕豪雨を契機として遊水地へと整備されました。その結果、ここには多種多様な植物、魚類、昆虫、野鳥などが集うようになり、その中には国や県が絶滅危惧種に指定しているものもあります。
パネル展でひときわ目を引くのは、これらの生物を写した鮮やかな写真の数々です。また、この貴重な湿地環境を守り育てていくため、「巴川流域麻機遊水地自然再生協議会」が行なっている活動についても、併せて展示しています。
「麻機遊水地 自然の宝パネル展」は、葵生涯学習センターの3階展示コーナーで、9月8日(日)までおこなっています。どなたでも無料でご覧いただけます。みなさまのご来館をお待ちしております。
(H.W)