藁科生涯学習センターでは、5月から12月にかけて「綿栽培からはじめる手づくりの
生活(全7回)」を開催しました。
この講座は、綿の種まきから収穫、収穫した綿で糸紡ぎ、手織り、クリスマスリースづくり
を体験する自然環境に親しむ講座で、昨年まで6年間続いた大豆栽培からはじめる味噌
づくりに代わって実施されました。
市外からのお申込みも多く、80人近くの申込者があり、非常に人気の高い講座となりました。
5月の2週目に種をまき、7月に綿の花が開花し、コットンボールが実になり、9月に
はじけて収穫となりました。
収穫後は、糸紡ぎ、手織りを体験し、小さなコースターやしおりなどを制作し、手しごと
を楽しみました。
講座は、無理なくたのしく自然に寄り添った暮らしを提案し続けるやさしい講師の指導の
もと進められたため、自然環境を学ぶはじめの一歩としてとても好評でした。
綿は、17世紀後半の徳川時代の中期から20世紀初頭の大正時代にかけてさかんに普及し、
輸出において世界一となりましたが、現在は、国内自給率が0%です。
今後も少しずつではありますが、自給率を上げるともに、綿の在来種の保存に貢献して
いきましょうと講師より呼びかけがありました。
藁科生涯学習センターでは、今後も身近な自然環境や手しごとの楽しみ方を学習できる
講座を開催して参ります。
次年度も、継続して綿栽培の講座を実施する予定ですので、どうぞお気軽にご参加ください。
(S・O)