北部生涯学習センターでは、1月9日(木)に「北部探訪『安倍奥の神楽』(全1回)」を開催しました。
北部地域の歴史について学ぶ、北部探訪シリーズの一つとして、今回は講師に静岡市文化財課職員を迎え、静岡市内に今も伝わる伝統芸能・神楽について映像をたっぷり交えて学びました。
はじめに、「有東木の神楽」の映像を約3分程流し、神楽がどんなものか見た後で、神楽の起源や分類、駿河神楽の由来と分布について説明がありました。
神楽を有する地域では高齢化や過疎化が進み、伝承することが難しくなっているという現状についても触れました。そこで、神職の方だけに代々伝えるのではなく、地域の人たちにも伝えたり、男性しか舞が許されない地域では笛吹きとして女性が活躍し始めたりといった変化や工夫が各地で見られることがわかりました。
受講者からは、「実際に現地で神楽を見てみたい。」という声が多数寄せられると同時に、これら伝統芸能を守るためのアイデアもいくつか挙げられました。
3月には、今年度最後の北部探訪を開催予定です。是非、この機会に北部地域の歴史に触れ、郷土への理解を深めてみませんか。
(A.I.)