西奈生涯学習センターでは3月8日に「にしな歴史ウォーキング」を開催しました。
当日は快晴で、春先の陽気が心地よいウォーキング日和でした。センター周辺にある8か所の史跡を巡りましたが、その中でも特に参加者に好評だったのが郷蔵・番屋でした。
郷蔵とは、江戸時代に年貢米などを保管するために使用された建物で、番屋は盗難や風水害から郷蔵を守る番人が常駐するための建物でした。現在、この瀬名にあるものは市内に残された数少ない貴重な文化遺産として、静岡市の文化財に指定されています。当日は郷蔵・番屋それぞれの建物の中を見学させてもらいました。現在の建物内部には様々な農耕用具が展示されていて、当時の農具の生活を知ることができました。
今回のウォーキング参加者は瀬名地域在住の方が多かったのですが、「近所にこんな史跡があるなんて知らず、とても勉強になった」と話してくれました。普段何気なく生活している地域に実は歴史的なエピソードが残されていると知って、よりいっそう地域への愛着が増したのではないでしょうか。(A.Y)