葵生涯学習センター(アイセル21)では、7月25日(金)に「型絵染でオリジナル手ぬぐいづくり(全4回)」を開催しました。この講座は、駿河区の増田あいぜん工房の増田雅一氏を講師にお招きして、型絵染体験を通して伝統文化への理解を深め、ものづくりの奥深さを体感することを目的に実施しています。
1回目となるこの日は、はじめに染物の発祥や歴史、発展してきた染物技術についての講義を行いました。また、日本では、染める際の染料となる草木が希少なほどその色は貴われており、冠位十二階などの階級制度にも影響があったことにも講義が及びました。日本の歴史と関連付けながら染物について学ぶ機会となり、受講者は興味深げに講義を受けていました。
講義後、いよいよ型絵染体験に入りました。この講座では、自分でデザインした型紙で手ぬぐいを染めます。型紙のデザインについて、講師からのアドバイスを求めたり、受講者同士で情報交換したり、受講者は型紙のデザインを熟考していました。こだわりを持って型紙作りに取り掛かっている様子が見られ、今から手ぬぐいの完成が楽しみです。
(M・H)