藁科生涯学習センターでは、8月6日(水)、7日(木)、8日(金)の3日間に渡って、小学生を対象とした「夏のわらしな子ども美術教室」を開催しました。
講師に藁科地区在住の彫刻家である石上和弘氏を迎え、「布に描いて作ろう、未来の藁科川!」をテーマに作品制作を行いました。
1回目は、作品の制作をするためのインスピレーションを得るために藁科川へ赴き、受講者各々がお気に入りの石をセンターへ持ち帰りました。
その後、班ごとに分かれて、川にみたてるための布を絞り染めの技法を用いて染めました。最初は初めての作業に戸惑う様子が見られましたが、要領を得ると違う学年の受講者とも相談しながら制作する姿が見られ、協力することの大切さや、作ることの楽しさを学ぶことができました。
2回目と3回目は、布を裁断しミシンを使用して、川に生息する生物をモチーフにクッションを制作しました。ミシンが初めての小学校低学年の受講者も興味関心を持ち、指導を受けながら、積極的に作業を行う様子が見られ、モノづくりを通して、藁科地区の自然や地域への関心を高める機会となりました。
講座終了後は、センターの入口正面の展示スペースで、受講者が制作した作品の展示を8月11日から20日まで行いました。
センターを訪れた来館者も、色鮮やかな作品に足を止めて観覧していました。
今後も地域の特色を活かし、ものづくりや美術に触れる講座の企画に努めて参ります。
(K.M)