小鹿老人福祉センターでは、6月17日〜11月18日の期間中、全10回にわたって「昔遊びを楽しみ伝承法を学ぼう!」を実施しています。
この講座は、昔流行ったけん玉やお手玉などの懐かしい遊びを現代の子供たちに伝える技法を学ぶ講座です。講師には昔遊びに詳しい先生をお呼びし、各回様々な遊びについて学んでいます。
初回は、けん玉やお手玉、折り紙やコマ回し、メンコ、紙飛行機などといった多くの遊びを練習し昔の感覚を思い出してもらいました。懐かしい遊びに触れているうちに、コマを上手く回すコツや紙飛行機の折り方など受講者同士で自然と会話が生まれ、和気藹々とした情報交換の場となりました。
2回目以降からは遊びを練習するだけでなく、子どもに教える際のポイントなども併せて学んでいます。例えば、紙飛行機や割りばし鉄砲を作る時は、一から子どもに作らせるのではなく、途中までの制作過程を見せてから渡すと受け入れられやすいなど。
その他にも、講師自作の子ども向け童謡を練習したり、講師の紹介でけん玉名人や折り紙名人をゲストに迎えての指導など毎回異なるテーマで進めています。
現在、講座全10回のうち6回目を終え、折り返しを迎えています。受講者の中にはすでにお孫さんや近所の子どもたちに遊びを教えてあげたという方もおり、講座が活かされていることをとても嬉しく思います。
今後も地域での昔遊び伝承者の担い手として、受講者の方が1人でも多く活躍されることを期待しています。
(H.I)